リハビリとしての買い物

皆さんが普段何気なく行っている「買い物」という活動は、
たくさんの介護予防効果期待できます。

運動機能のリハビリ

広い店内で商品を見ながら歩いていると、楽しくて自然と歩行距離が伸びます。
お目当ての商品を見つけて腕を伸ばして商品を取る「リーチ動作」、荷物をもって歩く「バランス能力」など、生活に必要な様々な運動機能のリハビリをすることができます。

認知機能のリハビリ

買う物を考え、店内で思い出し(記憶の呼び起こし)、店内のどこに何があるかを想像し(空間認識)、お会計で計算をします(金銭管理)。
また、買い物という家庭内における自身の「役割」を持ち続けることで、「自分はまだできる」という自己肯定感を維持し、認知機能や意欲の低下を防止します。

社会参加の促進

定期的に外出する機会をつくることで、閉じこもりを防止します。
だんだんと他者と交流する回数が増え、日中の活動意欲も向上し心身機能の改善に好影響を与えます。
また、外出するためにオシャレに気を配るようになり、外出することが楽しみや生きがいとなり、前向きな生活を送るきっかけとなります。

これらの一連の介護予防訓練を「リハビリ」と意識せず、
楽しみながら前向きに行うことができるのが「買い物リハビリ」です。

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